GIMP2.10バージョンについて書いてある本を選びましょう!
現在の最新バージョンのGIMPを使用しているならば、2.10以降のバージョンのことを書いてある本を選びましょう。まだ2.8バージョンについての本も紛れて販売されてる本屋さんもあります。よく確認してから購入を。
GIMPの2.10バージョンは、2018年4月27日にリリースされました。比較的、最近の話になります。このバージョンはそれ以前の2.8xバージョンと比べると、沢山の変更がありました。いわゆる、大型アップデートがあったのです。そのため、前のバージョンの本では、初心者にはわかりずらいところがあります。
前のバージョンの本でも基本操作については、さほど変わらないと思います。それなりに参考になるとは思うのですが、メニューの内容がほんの少し違っていたり、順番が違っている場所があります。また、GIMPのツールボックスのデザインが違っていたりもします。ですので、できることなら!「GIMP2.10.XXバージョン対応」と表記のある本で、お勉強するようにしてくださいね。
この大型アップデートにともない、出版社3社から発売になった書籍があります。
どの書籍もとても見やすい画面構成になっており、GIMPを勉強するにはもってこい!
ご自身にあった書籍をまずは1冊手に入れて、勉強してみてはいかがでしょうか?
1、【インプレス】できるクリエイター GIMP 2.10独習ナビ 改訂版 Windows&macOS対応 (できるクリエイターシリーズ)
できるクリエイター GIMP 2.10独習ナビ 改訂版 Windows&macOS対応 (できるクリエイターシリーズ) 新品価格 |
インプレスさんの書籍は安定の使いやすさを感じます。こちらの書籍では、前半で事例ごとに作り方を説明してくれています。同じように操作をすれば、色々な作品を作り出せるということです。後半では、各ツールの細かな使い方を説明しています。「習うより、慣れろ」と言われる通り、初心者の頃は、まずは手を動かしてソフトに慣れることから始めることが良いと思います。ですので、こちらの書籍の案内通り、作って見てはいかがでしょうか?サンプルデータも用意されています。また、作品作りには欠かせないフリーフォントの案内もされています。一つの事項でも、概要の説明と詳細の説明が繰り返しされているので、何をしているのか、迷子にならない作りになっていると思います。
2、【ソシム】知識ゼロからはじめるGIMPの教科書 2.10対応
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ソシムさんのHowto本には、Adobeのデザイン関係ソフトの本もたくさんあります。どの本もわかりやすく作られています。何より、全体がおしゃれに仕上げられており、文字サイズや空きスペースなども心地よく、読み進めるのが楽しくなります。見た目だけの良さだけではなく、操作説明も使い方もわかりやすく記されています。そのツールを使う理由なども、わかりやすくまとめてあります。私の感想としては「読むことにストレスを感じない本」です。操作に慣れた頃にも、もう一度読みたくなる、ずっと使っていきたいと思える本です。おすすめです。
3、【技術評論社】すぐに作れる ずっと使える GIMPのすべてが身に付く本
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こちらの本は、題名の通り!一通り全ての記事に沿って作業をしてみると、GIMPが理解できるように作られています。作業も難しいことは書いておらず、ツールの一つ一つの使い方を説明しています。画像編集の初心者に向いた1冊だと思います。ただ一つ気になるのは、ポストカードの作り方を説明していることです。画像処理ソフトで印刷屋さんに印刷を頼むデータを作るのには、かなりの注意点があります。しかし、こちらは簡単な説明にすることを徹底しているためか、印刷について説明不足な部分があります。そこだけ気をつけてもらえば、とても初心者向けの良い書籍だと思います。